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建築家

荒川晃嗣

荒川晃嗣(あらかわ こうじ)は、日本を拠点に活躍する建築家であり、空間設計における革新性と繊細な美意識を併せ持つデザイナーとして知られています。人と建築との関係性を深く見つめ直し、単なる「建物」を超えた「体験としての空間」を創出することを信条としています。
その設計は、機能性と詩的な感性の絶妙なバランスにより、多くのクライアントや専門家から高い評価を受けています。住宅や公共建築、商業施設まで幅広く手がけており、地域性や環境との調和を重視したデザインアプローチが特徴です。

 「狭小住宅は得意です。」
親しみある口調、しかし自信をもった口ぶりが、初めてお会いしたときの印象として強く残っている。
それが荒川さんだ。
京都で学生時代を過ごし、大阪で働きだしたボクにとって、一級建築士の荒川さんは、なんでも相談できる存在としてピカイチだった。
 母が住んでいた大阪市内の実家はそれなりの広さはあったのだが、建て直したとしても、そこに住み続けるかどうかと思い悩んでいたときがあった。
既に長期にわたって職住近接の環境を手に入れていた僕にとって、通勤時間というものが苦痛に感じたからだ。
相談した兄もまったく同じ思いだったことが判り、兄弟二人揃って買い替え案が一気に浮上、手頃な物件が見つかり相談できる建築士を探していたところ、荒川さんに巡り合ったというか、辿り着いたのであった。
 
 実は、僕は、お仕事をお願いする場合は、その相手の会社を訪問し、じっくり話してみることにしている。
それは仕事の相性を判断するため重要なことなのだ。
ほとんどの場合は、友達になりたいと思うまでにはならないものだが、荒川さんの場合は、まったく違った。
  とにかく僕の雑談に全て応じてくれる。話題も豊富で、引き出しの多さがよく判る。もちろんレスポンスもすこぶる早い。
どちらかと言えば失敗例などは、人に語ったりしたくない筈なのだが、彼は違った。
スピード・技・パワー全てが揃っている。まるでタイガーマスクそのものだと関心する。
そして、恐る恐るもうひとつのタイガーマスクの秘密を聞いてみた。
ところがびっくりしたのは、それが完璧な手応えだったことだ。
 
 さて、実際に仕事を依頼し、契約を結んだあと、荒川さんは助手の女流設計士とともにあれよあれよという間に、色んなアイデアを話してくれた。
時には、スケッチにして持ってきてくれた。
 それに対して意見や感想をコメントすると、すぐさま修正案が出てくる。
しかもそれがひとつひとつ面白い。
もちろん僕が気にもしていない部分にもこだわりを発揮してくれて、換気措置や防音対策、そして安全面の考慮などなど、たくさんのアイデアを盛り込んでくれた。
これまでの経験で言えば、何ごとも出来上がったあとから、悔やむ部分というか、
「ああすれば良かったかな、こうすれば良かったかな?」
と思うことがあるのだが、今回はそれがまったくと言っていいほど無かったのだ。

 「こんな設計士がいたんだ」という畏怖と尊敬が織り交ざる中、ある日のこと、
 僕がスポンサードしているネットラジオへの出演をオファーした。
もちろん、荒川さんは、快諾してくれた。
ぜひそのアーカイブを聞いて欲しい。
こうやって僕が色々と書き込むより、よほど肉声を聞いてもらう方が、 彼の大きさ深さ凄さが判ってくれるというものだ。

株式会社ネクスト・ブレイン
代表取締役 田中久史

建設会社

亀田工務店

亀田工務店は、京都市山科区に拠点を構える、地域密着型の建築会社です。創業以来、「誠実なものづくり」と「信頼される仕事」を何よりも大切にし、京都の風土と暮らしに寄り添った住まいづくりを続けてまいりました。
新築住宅をはじめとする建築工事全般に対応し、確かな技術と丁寧な施工で、長く快適に暮らせる家づくりを実現しています。設計段階からお客様の想いをしっかりと汲み取り、素材選び・工法・仕上げに至るまで、細部にわたってこだわりを持って取り組んでいます。

「私の作品はこれです。」
建築設計士の荒川さんからの紹介で初めてお会いしたとき、小柄な彼から発出したセリフである。
自己紹介のあと、いくつかの写真をファイリングしたカタログ風のシンプルなファイルを開けながら、ぼそりぼそりと語ったものである。
我々の業界でも、ごく一般的には、納入実績や開発実績といった言葉で、それまでの仕事ぶりをPRするところであるが、
彼は作品という言葉を使った。
すこし恥じらいを見せながら、やや緊張した面持ち、いささかビブラートのかかったような声であったが、
なぜか彼が大きく見えたものだ。

仕事のジャンルは違えど、僕も同じ考え方を持っている。
パッケージソフトやソフトウェアサービスはもちろんのこと、請負で開発したシステムでも作品だという思いをこめて構築してきたからだ。
製品のコンセプトや、顧客のねらいをかみ砕いて、新しくも実績あるテクノロジーを取り入れ、
半歩進んだモノづくりをする、我々のような企業団体にとっての基幹システム構築は、10年・20年と長期にわたって
活用できるものでなければいけない。さらに、ひとつひとつの仕事の中で特色を表し、使い勝手や先々の拡張に
対応できるよう、工夫を凝らすことも大切なことだと考えている。
そういった思いの集大成が「作品」という言葉に凝縮されている。

そして、彼は実行してくれた。
フロア別コンセプトカラーリングだ。
3Fから8Fまで6部屋のレジデンスルームは、ワンフロアごとにカラーリングを変えることができる。
この話に飛びついたボクは、6種類のテーマを考え、カラーコーディネーターの社内の女性陣に意見を求め、
バリエーション豊かなプランが出来上がった。森・ロゼなど6種類のテーマは、床・壁・ドア・キッチン・バスルームなど
それぞれ別々の部品で構成される。施工はさぞかし、大変なことだったであろうが、それを見事に仕上げてくれたのだ。

そして、なんと初めての入居申し込みは、もっとも低層階の部屋だったのだが、
どうやらピンクのバスタブを気に入ってくれたようだ。ボクの一押しのピンクの
バスタブは実は検討メンバー内では評判が良くなく、採用したのも2部屋のみになってしまった。
それが真っ先に評価されたということもあり、嬉しさも倍増になった。
他にもいくつもあるエピソードの中で、労苦に負けず、施主の思いを引き出し実現してくれたことにはことさらに感謝しかない。

株式会社ネクスト・ブレイン
代表取締役 田中久史